祝いたいが 感染心配 成人式対応 金沢の公民館苦慮 第3波の急拡大で

2021年1月8日 05時00分 (1月8日 05時03分更新)

 金沢市内の成人式(九〜十一日)を主催する各地の公民館は、新成人や地域の人の問い合わせへの対応など、感染症対策に苦慮している。金沢市の掛け声で市内全ての公民館が成人式の開催を決めているが、新型コロナウイルスの「第三波」の拡大を受け、開催を疑問視する関係者の声も聞かれた。 (小川祥)
 「正直、開催していいものか、どうか」。三和公民館の東学館長は率直な胸の内を明かした。同公民館は西南部、押野両公民館と合同で式を開催し、約二百五十人が出席予定。「参加人数が多く、どれだけ呼び掛けても完璧な対策というのは難しい」と語る。
 当初は「新成人のためにも開いてあげたい気持ちが強かった」と振り返るが、「第三波」による感染者の急拡大を受け、心が揺らいだという。「もし感染者が出たときのことを考えると、中止したほうがいいという思いが強くなっている」と語った。
 長田町公民館の式には、十七人が出席予定で、緊急事態宣言が再発令された東京都から二人が参加することになっていた。そのうち一人が、PCR検査を自費で受けて東京から来県する予定だったが、感染拡大の状況を見て直前で出席を見送った。
 担当者は「この地区は参加人数が少なく、確認は取りやすかった。人数が多いところは感染症対策も含めて大変そう」と話し、大規模な成人式をする地区を心配していた。
 山野之義市長は九月の定例月議会で「感染防止対策を徹底した上で開催したい」と明言し、市は市全域での成人式の開催に向けて動いてきた。
 地区ごとに成人式を開催している隣県の富山市では、六日時点で二地区が中止を決めている。 

関連キーワード

PR情報

石川の新着

記事一覧