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竜新外国人ガーバーは「20本塁打、80打点期待できる」広角に打てる技術魅力、5番で二塁打量産を【川又米利さん映像分析】

2021年1月7日 06時00分

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中日新外国人のガーバー(MLB公式サイトより)

中日新外国人のガーバー(MLB公式サイトより)

 中日の新外国人選手、マイク・ガーバー外野手(28)を本紙評論家の川又米利さん(60)がビデオで分析。前提条件付きながら「20本塁打、80打点を期待できる」と予想した。
 本当の力は、来日して実際の姿を見なければわからない。でも、ビデオを見る限りパワーは申し分ない。外国人選手としては決して大柄ではないけどね。
 引っ張るだけでなく、レフトスタンドに打ち込む場面も何本か見た。広角に打てる柔らかさ、器用さも魅力だ。
 日本では、引っ張りだけでは絶対に成功しない。それを証明しているのが、ガーバーを推薦したパウエルコーチの現役時代だ。来日直後は外角のスライダーを空振りばかりして苦しんでいたけど、詰まらせながらライト前に落とす技術を身につけ、一気に数字を上げていった。時には、内角球を流し打ちすることもあった。
 その結果が3年連続首位打者。これはなかなかできることじゃない。私が知る限り、中日で一番成功した外国人はパウエルだ。そのパウエルが推薦するんだから、日本で成功する資質はあるのだろう。
 守りも見たが、レフト線の当たりをフェンス際で捕球し、二塁へダイレクト送球してアウトにするシーンがあった。肩も強い。アルモンテのように、試合後半に守備固めの選手も使う必要がなさそうなのも魅力だ。
 数字を予想すれば「20本塁打、80打点」は可能じゃないか。広いバンテリンドームでは、なかなか本塁打は打てないだろうけど、5番を打って、左中間や右中間に二塁打を打って打点を稼いでくれれば理想的だ。
 5番・ガーバーが機能すれば大きい。与田監督は2番での起用も考えている高橋周平だが、私は3番タイプと思う。4番・ビシエドと合わせて左右左のクリーンアップが組める。1番は当然、大島で2番は阿部が面白いと思う。一発が打てるパワーがある一方で、バスターエンドランもできる器用さもあるからだ。6番以下は平田、京田、木下拓。こうなれば1番からきっちり左と右が交互に並び、理想的なジグザグ打線ができる。
 ただし、気になる点がある。普通の打者に比べてトップの位置が低く、両手が肩の下の位置くらいにあることだ。多くの打者は肩か、その上の位置でトップをつくり、球を呼び込んでたたきにいく。それがガーバーの場合、低いから球を十分に呼び込めていない時がある。こんな時は真っすぐに差し込まれるし、変化球もあっさり空振りしてしまう。これが彼独自の打ち方なのだろうが、場合によっては修正が必要だろう。
 もう一つは、日本野球への順応力。これはガーバーに限らず外国人全員に言えること。この2点を、日本野球を熟知するパウエルコーチのアシストでクリアすれば、先に挙げた数字は十二分に可能だと思う。(本紙評論家)

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