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緑地のCO2吸収量 見える化 黒部でAI使い実証実験

2021年1月6日 05時00分 (1月6日 10時16分更新)
芝生広場に設置されたe−kakashiの子機=黒部市のYKKセンターパーク・ふるさとの森で

芝生広場に設置されたe−kakashiの子機=黒部市のYKKセンターパーク・ふるさとの森で

  • 芝生広場に設置されたe−kakashiの子機=黒部市のYKKセンターパーク・ふるさとの森で
  • リアルタイムでCO2吸収量が表示される大型液晶画面=同パーク丸屋根展示館カフェ・ラウンジで

◇YKKとソフトバンク

 YKKは、同社黒部事業所(黒部市)のYKKセンターパーク・ふるさとの森で、ソフトバンクと共同開発した農業用人工知能(AI)「e−kakashi(イーカカシ)」の二酸化炭素(CO2)吸収量推定システムを使って、緑地のCO2吸収量をリアルタイムで表示する共同実証実験に取り組んでいる。
 実験対象の緑地は二十種二万本の苗木を植栽したふるさとの森(さくらの森を含む)と芝生広場の計六・八ヘクタール。実験は昨年十一月にスタートし、今年三月末まで続ける。
 システムは、芝生広場に設置したイーカカシの子機と親機、パーク丸屋根展示館カフェ・ラウンジに置いた表示用の大型液晶画面で構成。子機で日照量、地温と空気中にどれだけ水蒸気が入る余地があるかを示す「飽差」のデータを取り、周辺の気象情報と合わせて親機で演算処理する。光合成で消費されるCO2と植物の呼吸で生産されるCO2の差を吸収量として十分ごとにグラフやイラストで分かりやすく表示する。
 YKKは「グループ環境ビジョン2050」「サステナビリティビジョン2050」を策定し、環境への貢献活動を進めている。実証実験は正確なCO2吸収量を把握し、今後の緑化活動に生かすことや、子どもたちに緑の大切さを伝える環境教材としての活用を考えることが狙い。
 ソフトバンクはシステムの精度を検証。地球温暖化対策として緑化活動を進める企業の環境貢献度を示して支援する。(松本芳孝)

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