ホルムズ海峡で韓国船を拿捕 イラン「海洋汚染理由」

2021年1月5日 16時00分 (1月5日 16時00分更新) 会員限定
 【カイロ=蜘手美鶴】イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は四日、ホルムズ海峡付近を航行中の韓国船籍のタンカーを拿捕(だほ)し、乗組員を拘束した。化学物質で海を汚染した海洋環境法違反の疑いといい、韓国側は即時解放を求めている。国営イラン通信などが伝えた。
 タンカーは約七千二百トンのエタノールを積載し、サウジアラビアからアラブ首長国連邦(UAE)へ向かっていた。乗組員二十人は韓国やベトナム国籍で、タンカーは南部バンダルアバスに係留された。外務省報道官は声明で「海を汚染したのが理由だ。イランは他国同様にこのような違反には敏感である」と述べた。
 AFP通信によると、イランと韓国は、米国の制裁の影響で韓国国内で凍結されているイランの資産七十億ドル(七千二百億円)の取り扱いを巡り、協議を続けていた。今週中にも韓国の外務副大臣がテヘランを訪問する予定だった。
 今月二十日の米国のバイデン政権移行を前に、イランは核施設で濃縮度20%のウラン製造を始めるなど、トランプ政権が離脱した核合意への復帰を迫る形で対米圧力を強めている。今回の拿捕もその一環との見方がある。

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