優勝の平高奈菜、01スタートも焦らず1マーク「100点ターン」で一気に決着【ボートレース・クイーンズクライマックス】
2020年12月31日 19時09分
◇31日 ボートレース「第9回クイーンズクライマックス」(プレミアムG1・浜名湖)
渾身(こんしん)の踏み込みで優勝を勝ち取った。平高奈菜(香川)がインからコンマ01のSで逃げ切った。ひやりとするSだが、「焦りもなかったし、体を起こしただけで全速」と本人は至って平気。6号艇の遠藤が前付けにきても慌てることなく、マイペースでインに入り、1マークは「100点のターン」を決めて、他艇に突け入る隙を与えず、一気に決着をつけた。
いつでも取れそうで、なかなか取れなかったG1の優勝をついに勝ち取った。表彰式で光り輝くティアラを頭にかぶせてもらっても「キャラじゃないし、まだ実感が湧かないです」とほほ笑んだ。
だが、ここまでの道のりは決して平たんではなかった。6月にけがを負い、レースから1カ月以上遠ざかった。8月にレース復帰してからも、なかなか調子を取り戻すことができず苦しんだが、11月の蒲郡・レディースチャレンジCや前節の児島・一般競走でベスト6入りを果たして、徐々にリズムアップ。地道に努力してきた成果が浜名湖で花開いた。
コロナ禍もあって、ボート界も大きな影響が出た2020年だったが、平高は「ファンが笑ってくれるのが好き。水上パレードで多くのファンの人に手を振っていただいて、うれしかったですね。2021年はもっと大きなところを勝てるように頑張りたい」と意欲を見せる。女子選手の頂点に立ち、次は男子混合の周年記念やさらにはSGへ。記念戦線でも活躍できることを誓った。
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