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強い!名城大が大会新で3連覇 主将・加世田梨花が有終ラン…チームを「7冠」に導く【富士山女子駅伝】

2020年12月30日 15時45分

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3連覇を果たし笑顔でポーズをつくる名城大・加世田(前列中央)

3連覇を果たし笑顔でポーズをつくる名城大・加世田(前列中央)

 全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝・富士山本宮浅間大社前発、富士総合運動公園陸上競技場着の7区間43・4キロ)が30日あり、2区で先頭に立った名城大が2時間21分38秒の大会新で3連覇を達成した。最長5区(10・5キロ)では加世田梨花(4年)が区間3位の粘走。エース区間を走り続けた大学4年間で、チームを全日本大学駅伝と富士山で合わせて「7冠」に導き、有終の美を飾った。
  ◇  ◇  ◇
 大学ラストランを終えた名城大の加世田が涙で顔をくしゃくしゃにした。
 「ふがいない走り。最後に主将らしく走らないとと気持ちが先走ってしまった」。区間新を狙っていた5区。終盤にペースが落ち後続に差を詰められた。泣きじゃくる姿を見た後輩たちからは「梨花先輩がいたからここまでこられた」とねぎらわれた。
 加世田の入学とともにチームは変わった。1年時からエース区間を託されると、表彰台の頂上が遠かったチームが常勝軍団へと進化した。米田勝朗監督は「厳しいことを言ったこともある。ぶつかったこともある。加世田が心も体も強くなるとともに、チームが変わった」と振り返る。
 人一倍の負けず嫌い。今年は小林成美(2年)が急成長すると、夏合宿では居残りで走り込んで1万メートルでの大幅な自己ベスト更新につなげた。その姿を見た後輩がさらに刺激を受ける。加世田の存在が好循環を生んだ。
 今大会では、エースを最高の形で送り出そうとチームが結束した。2区の和田有菜(3年)が独走態勢を築くと、レース直前に加世田に「尊敬しています」と感謝のメッセージを送っていた4区の山本有真(2年)も区間タイ記録で差を広げる。加世田頼みから脱却した強さを見せられた。
 駅伝では4年間で7冠、4度の区間賞を獲得した。抜群の実績を引っ提げ、加世田は来春、実業団の名門・ダイハツへと進む。「(ダイハツは)マラソンで勝負できるチーム。日の丸をつけて世界で勝負したい」。夢はさらに広がる。

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