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神社仏閣カード 巡って集めて きょうから県内22寺社で

2020年12月30日 05時00分 (12月30日 11時14分更新)
見どころや文化財などを紹介する神社仏閣カード=金沢市兼六町の金沢神社で

見どころや文化財などを紹介する神社仏閣カード=金沢市兼六町の金沢神社で

3種ずつ 見どころや文化財紹介

 寺や神社を参拝すると購入できる「神社仏閣カード」が三十日から、金沢市を中心に県内の寺社二十二カ所で授与される。見た目は絵柄や写真が印刷されているゲーム用のトレーディングカードのようだが、各寺社の見どころや文化財などが写真で紹介されている。寺社ごとに三種ずつ用意し、一枚三百円。どれが当たるかは袋を開けてのお楽しみ。考案者は「寺や神社に興味を持つきっかけにしたい」と話している。 (堀井聡子)
 企画したのは、任意団体「未来に残したい日本文化財普及協会」(東京都)代表理事の岩田翼(たすく)さん(37)。以前は大手旅行サイトの運営会社で勤務し、各地方の観光誘客に携わったが、「地域の寺社それぞれに特色があるのに、地元の人が気付いていない」と感じていた。また、観光客が立ち寄り境内の立て札を読んでも、内容が記憶に残りにくいことももどかしかった。
 そこで思い付いたのがカード。女性に御朱印集めが人気だが、カードなら男性にも手に取ってもらえる。集めたくなるようなかっこいいデザインの両面カラーで、表には文化財や仏像などの写真と、御利益をレーダーチャートで表記。裏面で歴史を説明している。三種類のうち一種類はレアカードになっている。
 八月から岡山県の寺八カ所で先行頒布すると、四日間で五十枚全て完売した寺も出た。寺からは「若い参拝客が増えた」、購入者からは「カードがあると気軽にお寺に入りやすい」とそれぞれ好評だ。
 石川県は尾山神社など金沢市内の二十一カ所と、加賀市の愛染寺で授与する。金沢神社では、お清めをしている。厚見匡史権禰宜(まさふみごんねぎ)(29)は「見どころがコンパクトにまとまっている。年末年始に参拝した地元の人たちに、地域の寺社を知ってもらいたい」と話した。
 岩田さんは「ゆくゆくは全国に拡大し、カードを求めて寺社に行く人が増えれば」と期待を寄せた。

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