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元グランパスFW杉本恵太38歳の気概 市民クラブをJリーグへ GM兼任でグラウンドで体張り続ける

2020年12月30日 06時30分

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春日井クラブで現役を続ける杉本さん(右から3人目)=本人提供

春日井クラブで現役を続ける杉本さん(右から3人目)=本人提供

 2005年から6年間、名古屋グランパスで活躍したFW杉本恵太(38)は、今季愛知県2部リーグの春日井クラブに加入、7試合で11得点を挙げてチームを県1部昇格に導いた。自身が優勝を経験したJ1から数えて8番目にあたるリーグで、ゼネラルマネジャーも兼任する杉本は新たな夢に向かって奮闘している。
 杉本は昨年、3年間在籍したJFLのFCマルヤス岡崎を退団。少年サッカークラブ「HikariFC」で指導しながらプレーできる環境に、2年前まで東海社会人リーグにも在籍した春日井クラブへの加入を決断した。
 所属メンバーとして30人ほどがLINE(ライン)のグループにいながら杉本の加入後初練習に参加したのは7人。チームの再建を託された杉本は一念発起し、「本気で上を目指す選手しかいらない」と真剣に取り組む姿勢を求めた。土のグラウンドで行われた試合も果敢に滑り込み、太ももから出血しても構わずプレー。率先して本気で勝負にこだわった。
 杉本が講じた意識改革に呼応する選手も増え、最初は7人しかいなかった練習に18人が集まるまでに戦力が充実。春日井クラブは今季のリーグ戦を2位で終え、県1部リーグへ復帰を果たした。
 杉本は少年の指導に加え、個人の技術向上を目的とした「ワールドフットボーラー養成プロジェクト」を始動するなど、子どもたちと接する機会を増やしている。春日井クラブを「尾張からJを目指すクラブ」にし、子どもたちにとって身近な夢とも呼べる存在とするのが目標だ。子どもたちに夢を見せるためにも、杉本の現役への挑戦は続く。

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