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中能登町政、継続か刷新か 町長選 広瀬氏出馬表明 選挙戦へ 林氏は「つじ立ち」開始

2020年12月28日 05時00分 (12月28日 11時50分更新)
支援の町議らと出馬表明の会見に臨む広瀬康雄氏(左から3人目)=中能登町能登部下で

支援の町議らと出馬表明の会見に臨む広瀬康雄氏(左から3人目)=中能登町能登部下で

  • 支援の町議らと出馬表明の会見に臨む広瀬康雄氏(左から3人目)=中能登町能登部下で
  • 街頭で町政刷新を訴える林真弥氏=中能登町良川で

 中能登町長選(来年三月十六日告示、二十一日投開票)で、町議の林真弥(しんや)氏(58)=能登部上=に続き、副町長の広瀬康雄氏(65)=武部=が二十七日に正式出馬表明し選挙戦が濃厚となった。現職の杉本栄蔵氏(79)=能登部上=の不出馬を受け、後継候補に指名された広瀬氏は町政「継続」を掲げ、林氏は「刷新」を訴える。旧三町ごとの思惑がすれ違うなど、長年の議論を経て三月に決着した庁舎再編問題の遺恨も残り、複雑な住民感情も選挙戦に影響しそうだ。 (稲垣達成)
 「杉本町長の女房役として政策や事業に携わってきた。実行中の計画を完成させるのが、私に与えられた務め」。同日、カルチャーセンター飛翔(ひしょう)(能登部下)で会見した広瀬氏は、支援する自民党系の町議や山田省悟元県議、商工会の沢井伸一郎会長ら約二十人を前に力を込めた。
 厚生労働省が七月末に発表した統計で、珠洲市と並んで県内市町でトップだった合計特殊出生率(二〇一三〜一七年)を例示し「事業が着実に浸透し、若い母親らに住んでもらえる町になっている。サービスを落とすことなく続ける」と現町政の継承へ決意。「具体的な政策を積み重ねれば、必ずや町民が幸せを実感できる町になる」と語った。
 庁舎再編などを巡り、杉本町政に批判的な見方が根強いとされる旧鹿島町出身。同じ在所の七十代男性は「応援したいが、現町政の継承と聞き非常に複雑」と吐露。会見で広瀬氏は「私どもはベストと思って事業を進めているが、改善すべき点があれば、意見に真摯(しんし)に耳を傾けたい」とも述べ、一枚岩でない地域事情を考慮した発言と捉える出席者もいた。
 一方、十二日に出馬表明した林氏は、十二月定例会議後の十九日から街頭に立ち自身をアピールする「つじ立ち」を開始。鳥屋、鹿島、鹿西の旧三町を回り、支援を呼び掛けている。二十七日は良川のスーパー前で約二時間、買い物客らにあいさつした。林氏は「車を止めて握手を求めてくる人もいた」と手応えを語り、「フットワークで勝負。誘いがあれば集会にも顔を出したい」と意欲を見せる。

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