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懐かしのレコード1000枚  福井・河合公民館にコーナー 

2020年12月28日 05時00分 (12月28日 09時39分更新)
当時のジャケットのまま保存されているレコード

当時のジャケットのまま保存されているレコード

  • 当時のジャケットのまま保存されているレコード
  • 1000枚以上のレコードが並ぶ「レコード鑑賞コーナー」=いずれも福井市河合公民館で

 愛好者の語らいの場に

 福井市川合鷲塚町の河合公民館にある「レコード鑑賞コーナー」には、松田聖子の「赤いスイートピー」、キャンディーズの「年下の男の子」、西城秀樹の「YOUNG MAN」など懐かしのレコード千枚以上がずらりと並ぶ。レコードプレーヤーとスピーカー、ソファ、セルフサービスの飲み物まで用意され、訪れた人たちはノイズ混じりの温かな音色をゆったりと楽しんでいる。 (成田真美)
 「自然な流れで鑑賞コーナーを作った。思わぬ反響があった」と同館主事の藤田育代さん(55)は話す。きっかけは、同市中央一のオーディオ機器・レコード専門店「オーディオハウスbyあかしや」の内藤俊英さん(62)から約八百枚のレコードを譲り受けたことだった。
 内藤さんは一昨年と昨年の二回、公民館にレコードや音響機器を貸し出し、地区住民に楽しんでもらうイベントに協力。昨年九月のイベントの後、「そのまま置いておくから自由に使って」と私物のレコードコレクションを公民館に寄贈した。藤田さんたちは、公民館入り口の階段横に「レコード鑑賞コーナー」を設け、誰でも楽しめるようにした。
 今年の秋ごろからレコードの枚数の多さが話題を呼び、市内外から来館者が増加。うわさを聞いて遠方から高齢の両親を連れて来る人、亡くなった夫のコレクションを寄付しに来る人など、レコードに思い入れのある人たちが集う場になった。
 寄付が相次いだことから、レコードは千枚に達した。大半がシングル盤。ジャンル別に並べようと木目の特注の棚や看板も設置。昭和歌謡から洋楽、クラシック、ジャズ、映画音楽まで幅広いジャンルがそろう。懐かしのジャケット写真を見て、当時の思い出を語り合う人も多い。
 藤田さんは、内藤さんとともに第一、三水曜日の午後六時に「たんなん夢レディオ」の番組「ほやほやラジオ」に出演。鑑賞コーナーから毎回三枚のレコードを選んで紹介している。藤田さんは「みんなの心を元気にするきっかけになれば」と音楽の力に期待を込めている。

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