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介護職の外国人サポート 浜松などで研修交流会始まる

2020年12月27日 05時00分 (12月27日 05時01分更新)
研修交流会に参加するフィリピン人の介護職員ら=浜松市中区で

研修交流会に参加するフィリピン人の介護職員ら=浜松市中区で

 ベトナムやフィリピンなどから来日し、介護現場で働く外国人をサポートする研修交流会が、今月から浜松市など県内各地で始まった。本年度からの県の新規事業。県内では人材不足が叫ばれる現場で外国人の担い手が増え続けている。彼ら彼女たちが安心して働けるよう、悩みを共有するなど交流してもらい、介護のスキルアップも目指す。 (篠塚辰徳)
 県が二〇一九年に実施した調査では、少なくとも県内の二百四カ所の介護事業所に三百九十四人の外国人職員がおり、年々増えていることが分かった。
 研修交流会は県社会福祉人材センターが主催。ベトナムとフィリピン、インドネシア、ミャンマー、中国を対象に、浜松、静岡、沼津市などで今月から来年一月にかけて開催する。
 二十三日、浜松市中区の市福祉交流センターであった研修交流会には、浜松、磐田両市の介護施設で働くフィリピン人の男女六人が顔をそろえた。定住者や日本との経済連携協定(EPA)に基づく資格で働いている介護人材だ。
 この日の講師を務めた聖隷クリストファー大介護福祉専門学校の教務主任、植田裕太朗さんは「マスクでスタッフの口元が見えないことは、利用者さんにとっては不安。しっかりと大きな声で話し、伝えることが大事です」と説いた。脱水症状に陥りやすい高齢者にいかに工夫して水分を取ってもらうかを、二人一組で話し合う時間も取り、別々の事業所で働く参加者の交流を図った。
 介護福祉士を目指し、EPAでフィリピンから二年前に来日したオリヴェロス・ブライアンさん(28)は施設で食事介助やトイレ誘導、夜勤などをしている。「仕事は大変なときもあるけど、利用者の人から昔の日本の話や思い出を聞くのが楽しい」と話した。

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