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緩い球を打つ練習の利点は何ですか?

2020年12月26日 05時00分

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 【質問】フリーバッティングで、山なりの緩い球を打つ練習をしています。試合ではこのような球は来ないと思うのですが、どういう意味があるのですか。 (埼玉県志木市 軟式野球部2年)
 【答え】緩い球を打つのはとてもいい練習ですよ。監督さんは、君たちのスイングを見て指示したのだと思います。私も大学の指導をしているときに、バットと体が前に出ていく(泳ぐ)、体が開く、引っ張りだけ、変化球に弱い−などの選手には、緩い球をセンターから逆方向に打たせていました。疑問を持ったままではなく、その意味を理解して打つことが大切なので、緩い球を打つことの利点を説明しましょう。
 緩い球は、軸足にしっかり体重を移動させ、ボールを引きつけて体の軸を崩さないで打ちます。反対方向に打つとボールを長く見られるし、バットもインサイドアウトに出すようになります。ヘッドアップの矯正にも役立ちます。緩い球を打つのは、とても効果のある練習です。フリーバッティングで打ちごろのスピードボールは金属バットの特性で遠くに飛ばすことができるでしょう。それこそ、そんな甘い球は試合では来ません。プロの選手もキャンプやシーズン中に緩急を交ぜた打撃練習をしています。中日の監督もした落合さんが現役時代のキャンプ中に、ずっと緩いボールを打つ練習をしていたというのは有名です。彼は3度も三冠王を取りました。多くの選手が今も参考にしています。(慶大野球部元監督)
 【水、土曜日連載】
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