富山県内クラスター連鎖 保育園と運動クラブ 家族同士が会食、感染

2020年12月26日 05時00分 (12月26日 09時58分更新)

新型コロナ10例目

 富山市は二十五日、市内を拠点とする小中学生が所属するスポーツクラブの選手や保護者計七人に新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。既に感染が判明している選手一人を含めクラブの感染者は計八人で、市は富山県内十例目のクラスター(感染者集団)が発生したとみている。二十四日に市内の保育園で確認されたクラスターの園児とこのクラブの選手の家族が会食していたことも判明し、各家庭内を通じて感染が所属先へ拡大する事態となった。
 クラブで新たに感染が判明したのは、いずれも富山市の十代男性六人と保護者の四十代女性。十二、十三日にも屋内で午前九時〜午後四時に練習をしていた。四十代女性は富山市職員で、感染した選手と自身の子どもを送迎していた。
 富山市は選手らがマスクを外し昼食を取ったり、長時間練習をしたりしたことが要因と分析している。前日までにクラブ所属の十代男性の感染が判明し、市は選手やスタッフら約四十人を検査していた。
 市は二十四日にクラスターの発生が確認された保育園について住所を富山市と公表。感染者九人と同じ一階で過ごしている園児と職員の約百人については全て陰性だった。市は「これ以上の感染拡大の恐れは低い」として、園名などは非公表としている。二階エリアで過ごす園児や職員の約二百六十人も検査する。
 市によると、最初に感染が確認されたクラブ選手の家族と保育園の園児の家族は、八日に十数人で会食していた。市は会食から各家庭内で感染が広がり、さらにそれぞれの子どもの所属先のクラブや園へ拡大したとみている。酒井敏行福祉保健部長は記者会見で「冬は閉め切った状態となり、夏より換気が不足気味になる。家庭内感染を防ぐため、できるだけ気を付けてもらいたい」と話した。
 富山県と富山市は二十五日、七人以外にも新たに六人の感染を公表した。内訳は富山市の二十〜三十代男女三人、立山町の十代と六十代男性、氷見市の四十代女性。二十五日の感染公表は計十三人で、四月二十五日以来、二日連続で感染者の公表が一日当たり十人を上回った。県内の感染者は計五百三十八人となった。

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