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【村上佳菜子レポート】羽生選手には驚かされました…SP&フリーのプログラム同時変更、勝算があるのだと思います

2020年12月24日 21時40分

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公式練習で調整する左から紀平梨花、宮原知子、羽生結弦、宇野昌磨(いずれも代表撮影)

公式練習で調整する左から紀平梨花、宮原知子、羽生結弦、宇野昌磨(いずれも代表撮影)

◇25日開幕 フィギュアスケート全日本選手権
 今年は例年以上に結果の予想がつきません。男子でいえば羽生選手と宇野選手、女子でいえば宮原選手と紀平選手と全日本優勝経験を持つ4人がコロナ禍の影響で今季初戦。状態を含めて未知数ですが、その中で驚かされたのは羽生選手がショートプログラム(SP)、フリーともにプログラムを変更したことでした。
 大会を重ねる意味は、「ジャッジの評価を基に自身の状態を見直すこと」にあります。スピンの評価が低ければ次までに練習しますし、演技力の項目が低ければ、重点的に取り組みます。ですからシーズン終盤になると同じ演目でも得点が変わってくるのですが、一人での練習が多かったという羽生選手はあえて新しいことに挑戦しました。経験豊富な彼はやるべきことが分かっているし、勝算があるのだと思います。
 一方、5連覇を狙う宇野選手は昨季までと同じ演目で挑みます。男子はこの実力者2人に加えて勢いが止まらないNHK杯覇者の鍵山選手、大技4回転ルッツも跳ぶ佐藤選手と勢いある若手がどう食い込むか。彼らの演技に胸が高鳴ります。
 女子の演技にも期待が膨らみます。昨年女王の紀平選手もSP、フリーともにプログラムを変更しましたが、彼女はスイスという新しい環境で練習し、予定していた大会がコロナ禍で中止になりました。今季初戦といえば不利かもしれませんが、新しいことに挑戦する時間があったという見方もあります。安定感抜群の坂本選手、トリプルアクセルを習得しつつある樋口選手、努力を続ける宮原選手、こちらの争いからも目が離せません。(プロフィギュアスケーター、ソチ五輪代表)
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