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<不登校の先に>(3)フリースクール

2020年12月25日 05時00分 (12月25日 05時06分更新)
 不登校の子どもの居場所の一つとして定着した民間施設「フリースクール」。“卒業生”はどんなふうに過ごして、その後の進路を決めたのだろう。名古屋市内のフリースクール「まなび場」を経て、現在は保育士や看護師として活躍する二人に、そこでの経験が自分をどう変えたかを聞いた。 (長田真由美)
 「学校に行きたくても行けなかった私にとって、初めて自分らしく人と接することができた場だった」。名古屋市内の保育施設で働くリコさん(22)=仮名=は振り返る。友人関係がうまくいかず、中学二年から不登校になった。一カ月ほど家で漫画を読んだりテレビを見たりして過ごしたが、母親が「同世代と関わってほしい」と、インターネットで「不登校 居場所」などの言葉で検索を始めた。自分も「楽しい思い出をつくりたい」と一緒に探すようになり、フリースクールの存在を初めて知った。
 近くの施設に通い始めたが、周囲と合わなかったり、同世代がいなかったりして、一年間で三カ所を転々とした。母親の知人に紹介され、三年の時に出合ったのが「まなび場」だった。
 まなび場は元教員の幸(ゆき)伊知郎さん(60)が運営。今は小学生から二十代まで男女十七人が...

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