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グリーンに乗せてピンそばに…ガードバンカー攻略法

2020年12月24日 10時31分

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 今回はガードバンカーの攻略法について説明します。目の前のグリーンにうまく乗せて、なるべくピンに絡むように打つためにはどうすれば良いのでしょうか。フェースの開き具合、構えた時の体の向き、手首の使い方、テークバックの引き方、スタンスのとり方…。チェックする項目は多いのですが一つ一つ気を付け、スイングのスピードを緩めずに打てば恐れることはありません。 (取材・構成 堤誠人)

手首使えばソールも◎

 ガードバンカーへ打ち込んでしまった時に最も気を付けることは、ウエッジのソールをしっかりと使っていくことです。そのため、いつもよりフェースを開くようにします。これは、フェースを開くことによってソールが使いやすくなるからです。
 ただ、構えた時にフェースだけを開いてしまうと、体がターゲットより右方向へ向きやすくなってしまいます。このことを防ぐため、フェースを開いたら、体がターゲットよりも少し左方向を向くように気を付けます。
 また、普段よりも手のコックを多めに使うことを意識しましょう。手首を使うことでうまくソールを使うことができますし、しっかりと振っていくことができます。普段のアプローチではあまりコックを使わない人も、バンカーではコックを使い、テークバックをアウトサイドに上げるイメージで振っていきます。

体全体を使って振ろう

 バンカーで最も気を付けてほしいのは、しっかりと振っていくことです。インパクトにかけて急激に減速や加速をすると緩んでしまうことがありますが、これではバンカーからの脱出が難しくなります。体全体を使って振ることを心掛けてください。
 実際のラウンドでは、ピンが遠い時と近い時によってアドレスが変わってきます。アゴが高くてピンが近い時でも、これまでに説明したようなアドレスをとってしまうと、インパクトにかけて減速しやすくなってしまいます。

インサイド→ミス出る

 そういう時は、アドレスの時に普段よりもボールとの距離を少し長めにとるようにします。気持ち、ボール半個分くらいですね。そうすることで重心が少し下がり、しっかりと振ってもボールが飛びづらくなります。
 ボールとの距離が離れた時、テークバックをインサイドに引いてしまうとシャンクのミスが出やすくなるので気を付けましょう。距離をとる時はテークバックをインサイドに引きすぎないようにして、しっかりとコックを使ってアウトサイドに上げて振るようにしてください。

【しのぶのひとりごと】

海外での活躍が顕著な1年…日本選手の共通点とは

 新型コロナウイルスの影響を受けた2020年も、残すところ1週間ほど。今年は海外のメジャー大会で日本人選手の活躍が目立った1年だったと思います。
 AIG全英女子オープンで上田桃子選手が6位、全米女子プロ選手権で畑岡奈紗選手が3位、そして全米女子オープンでは渋野日向子選手が4位に入りました。いいプレーをたくさん見せてくれた選手たちに感謝したいです。5年後や10年後、今の韓国勢のように日本人選手が普通に優勝を争い、世界ランキングの上位を占める光景が鮮明になってきました。
 これは他の競技も同じだと思いますが、プロの選手に共通しているのは、みんな自分に厳しいことです。技術の向上を目指すことはもちろん、最新のトレーニング事情を取り入れて万全のケアを施すことや、しっかりとしたメンタルコントロールも必要です。「心技体」のどれも欠かせません。
 他競技を参考にする姿勢も求められます。例えば、お相撲さんが食べるちゃんこ鍋には疲労回復に効く具材が入っているとか、マラソン選手が効果的なサプリメントをとっているなどといった情報を耳にすると、これらを積極的に取り入れ、自分に合うかどうかを見極める力も重要です。
 年の暮れが押し迫ってから寒くなってきました。皆さまもお体に気を付けて、よいお年をお迎え下さいますように。来年もよろしくお願いします。

 ▼諸見里しのぶ(もろみざと・しのぶ) 1986(昭和61)年7月16日生まれ、沖縄県名護市出身。身長160センチ。ダイキン工業所属。おかやま山陽高を卒業後、2005年のプロテストに合格。06年にツアー初優勝し、09年には6勝を挙げ賞金ランキング2位と躍進した。国内メジャー大会3勝を含むツアー通算9勝。昨季限りでツアーの第一線から退いた。

取材協力 森永高滝カントリー倶楽部(千葉県市原市古敷谷1919) (電)0436(96)1266(代表)
(毎月第2・4木曜日の紙面に掲載)
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