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東京五輪・パラ開閉会式で野村萬斎さんの演出チームが解散「断腸の思い」悔しさもにじませる

2020年12月23日 14時18分

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記者会見する野村萬斎さん(右)と佐々木宏さん(代表撮影)

記者会見する野村萬斎さん(右)と佐々木宏さん(代表撮影)

 新型コロナウイルスの影響で来年夏に延期となった東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会は23日、東京都内で記者会見し、開閉会式の企画、演出についてクリエーティブディレクターの佐々木宏さん(66)が新たな全体の統括役に就任すると発表した。制作チームも解散し、総合統括をしていた狂言師の野村萬斎さん(54)は組織委のアドバイザーとなる。
 これまではパラ担当の佐々木さんを含めて7人で制作チームを務めていたが、コロナ禍による社会情勢の変化や大会を簡素化する方針もあり、チームを解散し、開閉会式の演出も大幅に内容の見直しをすることにしたという。今回の検討体制を変更する理由についても「ゼロベースでの見直し、再構築を進め、限られた時間の中で、より迅速、効率的に準備を進めていくためには、新たな体制構築が必要という結論に至った」とした。
 野村さんは「こういう状況になり、断腸の思いではありますが、さまざまなことに迅速さが求められ、機動力、効率を上げることが最優先であることは私も同意している」と話し、「佐々木さんが、われわれチームが積み上げてきた“日本から世界への発信”を受け取って、十分に発揮してくださると思う。日本からのメッセージを佐々木さんに託します」と語った。
 続けて「判断に時間がかかる、シンプルに、コロナに対する対応としてという点で7人とも納得している」と話しつつ「作り上げてきたものが白紙というか…苦渋の決断」と悔しさもにじませた。
 佐々木さんは7月23日の開幕1年前行事で白血病で休養していた競泳の池江璃花子選手を起用し、国立競技場から世界にメッセージを発信する演出を務め、前回の2016年リオデジャネイロ五輪の閉会式では安倍晋三前首相が人気ゲームキャラクターのマリオに扮(ふん)して土管から登場したアトラクションも手掛けた。
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