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ウッズが見せた息子チャーリー君とのラウンドでの“父親の顔”「生涯忘れない…」【武川玲子コラム】

2020年12月23日 06時00分

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ウエアをそろえてラウンドするタイガー・ウッズとチャーリー君(AP)

ウエアをそろえてラウンドするタイガー・ウッズとチャーリー君(AP)

 「タイガーが出ている試合で、タイガーより注目を集めた選手がいたのは初めてだ」
 そう驚きの声を上げたのは全英、全米プロ覇者のパドレイク・ハリントン(アイルランド)。メジャー王者(プレーヤーズ選手権も含む)が親や子供とペアを組む「PNCチャンピオンシップ」。もとは「ファーザーズ&サン」と呼ばれたエキシビション大会は、米フロリダ州オーランドで12月19~20日に開かれた。そこで誰よりも注目を集めたのがタイガー・ウッズの息子、11歳のチャーリー君だった。
 初出場の2人は2日目、ウッズが最終日に必ず着る赤いポロシャツをそろって身に着けた。スイングは始動からフィニッシュ、ボールを追いかける目線の動きまでうり二つ。「メジャー15勝のウッズとそっくり」と世界中が熱視線を注いだ。ウッズ組は7位、優勝したジャスティン・トーマス(米国)と父の組に5打及ばなかったが、なかなかのハンサムボーイに「次なるスーパースター」と気の早いメディアもいた。
 チャーリー君のスイングやプレーぶりにはもちろんくぎ付けとなったが、それよりもウッズの父親ぶりが素晴らしかった。「スコアや順位はどうでもいい。とにかくチャーリーが良い時間を過ごせることが大事だ」。ウッズは同じ言葉を何度も繰り返した。自身も亡父のアールさんと幼い頃からゴルフ場で長い時間を過ごした。その思い出は今も忘れていない。
 「2人で過ごしたこの時間は言葉では表せない。生涯忘れることのない経験だった」。穏やかな笑み、そしてどんな優勝よりも幸せそうだった。まもなく45歳を迎えるウッズ。人生の次なるページを迎えているのかもしれない。(全米ゴルフ記者協会会員)
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