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浄土真宗「報恩講」ネット配信 桑名の住職「寺の在り方考える契機」

2020年12月21日 16時00分 (12月21日 16時10分更新)
オンラインで配信された報恩講=三重県桑名市の善西寺で

オンラインで配信された報恩講=三重県桑名市の善西寺で

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、浄土真宗の最重要行事ともいえる「報恩講」をオンラインで営む寺院が増えている。寺院内は密になりやすく、参列者も重症化リスクの高い高齢者が多い。信徒に自宅から思いをはせてもらおうと、各寺院が法要や法話をインターネットで配信する工夫を重ねている。 (片山さゆみ)
 法要が営まれる厳かな本堂の一角に、カメラやパソコン、音量調節の機材が並ぶ。三重県桑名市西矢田町の浄土真宗本願寺派、走井(はしりい)山善西寺(ぜんさいじ)では、十一月十七日にあった報恩講法要をオンラインで配信。矢田俊量住職(57)は「七百五十年以上も伝えられてきた大切な仏事。長い歴史の中で、感染症や戦災など危機的状況は何度もあったはず。今年だけ中止にはできない」と考え、実施を決めた。
 報恩講は、浄土真宗の宗祖、親鸞聖人の命日に合わせた仏事で、宗派によって十一〜一月に営まれる。善西寺では、毎年十一月十七日に午前と午後に分けて法要をし、昼には参列者に料理を振る舞う「お斎(とき)」を行う。今年は、午後の法要と法話のみに縮小し、参列者も通常の半分以下の四十人とした。
 撮影は地元で空き家改修などを手掛ける...

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