天竜スギの香り 水窪発、クラフトビール

2020年12月21日 05時00分 (12月21日 05時02分更新)
天竜スギの粉を使い、クラフトビール「ミサクボIPA」を作ったビソワ社の宇佐美聖子さん=浜松市天竜区水窪町で

天竜スギの粉を使い、クラフトビール「ミサクボIPA」を作ったビソワ社の宇佐美聖子さん=浜松市天竜区水窪町で

  • 天竜スギの粉を使い、クラフトビール「ミサクボIPA」を作ったビソワ社の宇佐美聖子さん=浜松市天竜区水窪町で
 浜松市天竜区水窪町の天竜スギの食用木粉を入れたクラフトビール「ミサクボIPA」が完成し、地元のスーパーなどで売り出された。当地で古民家や森林の再生事業を手掛ける企業「ビソワビレッジ」が、大阪市の小規模醸造所と共同開発。将来は水窪での醸造所開設や原料となるホップ栽培も構想していて、より地域色の強いビールで中山間地を盛り上げたい考えだ。 (南拡大朗)
 少量生産で個性的な味や香りを楽しむクラフトビールは、近年国内で人気が定着しつつある。ミサクボIPAは、爽やかなスギの香りと適度な苦味が特徴。二年前に東京から家族で移住したビソワ社の宇佐美聖子代表(40)は「飲んだ人が山林整備の問題に目を向けるきっかけにもなれば」と狙いを語る。
 まず第一弾を三百本販売し、年明けに第二弾を仕込む計画で、今後は地域在来のトウガラシやアワといった原料を使ってシリーズ化していく。宇佐美さんは「夏の『水窪まつり』で参加地区ごとの味を飲み比べるなど、地域の注文に応えて生産できるようにもしたい」と夢を描いている。
 三百三十ミリリットル入りで八百八十円。水窪町内のスーパー「やまみち」と酒販店の「はくりや」で販売するほか、郵送での注文も受けている。(問)宇佐美さんが運営する店舗「サロンドマンナカ」=070(3621)1631

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