初出場 安城学園“ぶっつけ本番”で健闘13位 コース確認2日前「感動…駄目ですか?」【高校駅伝】

2020年12月20日 18時00分

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13位でゴールする安城学園のアンカー杉浦花音

13位でゴールする安城学園のアンカー杉浦花音

  • 13位でゴールする安城学園のアンカー杉浦花音
◇20日 全国高校駅伝(京都市・たけびしスタジアム京都発着)
 女子は安城学園(愛知)が初出場で13位と健闘した。同じく初出場の美濃加茂(岐阜)は29位。男子は昨年3位の佐久長聖(長野)が5位に入った。豊川(愛知)は28位と振るわなかった。優勝は男女とも世羅(広島)で、男子が歴代最多を更新する5年ぶり10度目、女子が5年ぶり2度目。男女同一校の優勝は昨年の仙台育英(宮城)に続いて大会史上4度目で、世羅は2015年以来2度目の快挙となった。
  ◇  ◇  ◇
 約束通りの笑顔だった。13位でたすきを受けた安城学園のアンカー、杉浦が順位を保ってゴール。「全員が笑顔でたすきを渡す」と戦前に話し合っていた通り、レースを楽しみながら、初出場で13位と大健闘した。杉浦は「最後はつらかったけど、気持ちでゴールできた」と胸を張った。
 エース区間の1区で磯部が7位でリレー。その後も大きなミスなく、5人中3人が区間10位以内と好走した。磯部は「個人的には10位以内で走れたのでうれしい。チームも初出場で13位なので」と満足げ。選手が本番コースを確認したのは2日前。それも車の中からだった。前日にコースを歩いて確かめたものの、ほぼぶっつけ本番に近い状態での好結果。石田桂監督(43)は「上出来。感動した。駄目ですか?」と豪快に笑った。
 強化開始は9年前。母校の部員減少を危惧した石田監督が、西尾市の中学校教員から転身したのが始まりだった。
 「地元で陸上を頑張れる学校がない。地元の子を育てたかった」。当初は空回り。選手を勧誘しようと中学校に連絡しても、話すら聞いてもらえなかった。それがベテランの米津倍之コーチ(77)の指導の成果もあり、昨年の県駅伝は3位に躍進。全国高校駅伝で歴代最多4度の優勝を誇る豊川の壁は厚かったが、今年ついに破った。
 この日走った5人は全員が2年生。「来年もう一度出て、今年以上の結果を残したい」と磯部。都大路に確かな足跡を残した自信を胸に、2021年に向かってすぐに駆けだす。

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