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米出身蔵人、酒造り奮闘 可児の「林酒造」リックさん

2020年12月20日 05時00分 (12月20日 10時35分更新)
銀賞受賞の「いひょうゑ」と賞状を手に笑顔を見せる林社長(左)とリックさん=可児市羽崎の林酒造で

銀賞受賞の「いひょうゑ」と賞状を手に笑顔を見せる林社長(左)とリックさん=可児市羽崎の林酒造で

  • 銀賞受賞の「いひょうゑ」と賞状を手に笑顔を見せる林社長(左)とリックさん=可児市羽崎の林酒造で
  • 酒袋にもろみを入れる作業を進めるリックさん=可児市羽崎の林酒造で
 可児市羽崎の老舗酒蔵「林酒造」で、米国ニューヨーク出身のリック・ヤングさん(35)が蔵人となり、日本酒造りに励んでいる。リックさんの助言をきっかけに出品した十月の「全米日本酒歓評会」では、銀賞を獲得。新たな挑戦で酒蔵は勢いづき、海外への魅力PRにも力を入れていく。 (織田龍穂)
 十三日午前十時すぎ、酒蔵の一角。同酒造の代表銘柄の一つ「美濃天狗(てんぐ)」の純米吟醸で、年内最後となるもろみの搾り作業が進む。リックさんはポンプから出てくるもろみを酒袋に適量入れ、油圧で搾る機械の中にてきぱきと並べていく。一緒に作業する林伊兵衛(いひょうえ)社長(60)も安心した表情で見守る。
 リックさんは二〇一七年二月、英会話学校の講師として来日。日本に来たのは仕事のためで、日本文化や日本酒に特別な思い入れがあったわけではなかった。一八年に日本人女性と結婚。妻と林社長が知り合いで、一緒に食事をした流れで酒蔵を見学した際、日本酒の造り方に驚かされた。
 「日本酒は全て自然のものでできている。シンプルな工程で、中身では複雑な化学反応が起こっていることに引かれた」。初めは仕事の合間を縫って「お手伝い」として作業を...

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