投手の守備練習どんなことをすれば?
2020年12月19日 05時00分
【質問】ピッチャーです。グラウンドがほかの部活と併用で、あまり練習ができません。ピッチャーの守備練習はどんなことをすればいいですか。 (東京都新宿区 K・S君=高3)
【答え】同じような高校を指導したことがあります。平日の練習は週3日でグラウンドが使えるのは平均2時間でしたから、投手の守備練習はほとんどできませんでした。投手は投げた後は5人目の内野手として守備体勢に入ります。最低限必要な守備メニューを教えます。
▽バント守備 無死または1死で一塁、二塁、一、二塁のケースでのバント処理。捕手がどの塁に投げるかを指示する。無理なプレーをしないで確実にアウトをひとつとる。スクイズバントの処理としてキャッチャーへのグラブトスの練習もしておきましょう。
▽一塁ベースカバー 自分の左側へ打球が飛んだときは、必ずスタートを切って全力で一塁ベースカバーに入る。一塁手からボールを受ける3−1、二塁手からボールを受ける4−1、一塁ゴロ併殺の3−6−1を練習してください。
▽投ゴロの処理 併殺プレーの練習です。強い打球の場合は、二塁へのベースカバーがやや遅れるので、クローステップ(カラスがちょんちょんと歩くようなステップ)でタイミングを合わせて投げる。
▽バックアッププレー 外野手からの悪送球で走者の進塁を防ぐためのプレーです。送球がそれても対処できる位置に入ること。
▽各塁へのけん制 とくに二塁へのけん制は絶対に必要です。二塁手、遊撃手とサインを決めて、タイミングを合わせる練習を繰り返しましょう。(慶大野球部元監督)
【水、土曜日連載】
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〈質問メールアドレス〉sho79@siren.ocn.ne.jp
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