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不備複数、専門家「人為ミス」 「小林化工」睡眠導入剤混入

2020年12月18日 05時00分 (12月18日 05時00分更新)
 あわら市の製薬会社「小林化工」が製造した爪水虫などの治療薬に誤って睡眠導入剤の成分が混入した問題は、四日に自主回収を発表してから十八日で二週間がたつ。全国で健康被害の報告が相次ぎ、服用した二人の死亡が確認された。品質管理に関わる会社側の不備が複数発覚し、専門家は「人為ミス」と指摘する。
 治療薬はイトラコナゾール錠50「MEEK」(ロット番号T0EG08)。睡眠導入剤の成分「リルマザホン塩酸塩水和物」が、一錠あたり通常の最大使用量(二ミリグラム)の二・五倍となる五ミリグラム混入し、一部の服用者は意識が薄れたり、強い眠気に襲われ車で事故を起こしたりした。四日の発表段階では三府県十二人だった健康被害の報告は、十七日午前零時で二十一都道府県の百五十七人まで増えた。
 製造したのは六〜七月。通常は二人で作業してダブルチェックするところを、一人で行っていたことが誤混入を見逃す要因となった。製造工程で機械への付着などによって目減りした主薬を継ぎ足す際、主薬と睡眠導入剤を取り違えた。
 継ぎ足しは厚生労働省の承認書にはない工程で、同社は七日から、自主回収の対象を当該ロットを含めて三種類に拡大。小林広幸社...

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