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ユニバーサルデザイン遊具、設置機運高まる パラ五輪開催控え

2020年12月18日 05時00分 (12月18日 05時00分更新)
揺れを楽しむ北川花ちゃん(中)。ネットは柱の上下から縄で支えられている=三重県松阪市で

揺れを楽しむ北川花ちゃん(中)。ネットは柱の上下から縄で支えられている=三重県松阪市で

  • 揺れを楽しむ北川花ちゃん(中)。ネットは柱の上下から縄で支えられている=三重県松阪市で
  • 背もたれがあったり、寝転んで乗れたりするブランコ。体幹の弱い子も利用できる=東京都世田谷区の砧公園で(東京都提供)
 子どもたちにとって身近な遊び場、公園。より多くの人が使いやすい「ユニバーサルデザイン(UD)」の遊具を取り入れ、障害のあるなしに関係なく、一緒に遊べるようにしようという機運が高まっている。パラリンピック開催を控え、東京都がこうした考えに基づいて都立公園の整備を進めていることも追い風となり、障害児の保護者らが声を上げ始めた。(吉田瑠里)
 十一月下旬、三重県松阪市の松阪農業公園ベルファーム。車いすの北川花ちゃん(6つ)は、母親の裕梨さん(40)に支えられながら、体をハンモック状のネットに移した。裕梨さんがネットを揺らすと、花ちゃんは、一緒に乗った兄の誠司君(9つ)と笑い合った。
 左右に立つ柱の上からネットをつるすだけでは、中の人が動いた拍子に裏返る危険がある。しかし、これは柱の下からも縄がネットを支えており、ひっくり返る心配がない。設置されたのは昨年七月。市は二〇二二年度までに、計四基のUD遊具を園内に置く計画を立てている。
 きっかけは、裕梨さんが設置を求め市に出した手紙だ。花ちゃんは遺伝子疾患で歩けず、座った姿勢も安定しない。体が小さいうちは抱っこをしてブランコに乗るなどできたが、次第...

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