<美濃飛騨スペシャル> 県警山岳警備隊訓練に記者も参加

2020年12月16日 05時00分 (12月16日 13時29分更新) 会員限定
遭難者役の記者を救助する糸井川巡査長(手前)=川上岳で(県警山岳警備隊飛騨方面隊提供)

遭難者役の記者を救助する糸井川巡査長(手前)=川上岳で(県警山岳警備隊飛騨方面隊提供)

  • 遭難者役の記者を救助する糸井川巡査長(手前)=川上岳で(県警山岳警備隊飛騨方面隊提供)
  • 急斜面で救助用のロープを張る隊員たち=川上岳で
  • 新型コロナウイル感染症対策で携行するタイベックスーツなどの装備=高山市の高山署で
 北アルプスの山岳遭難救助を担う県警山岳警備隊飛騨方面隊の訓練が、下呂と高山の市境にある川上岳(かおれだけ)(標高一、六二五メートル)であった。記者も参加させてもらい、遭難者役を体験した。迅速性が求められる人命救助と、新型コロナウイルスの感染予防を両立させなければならない山岳遭難救助の今を取材した。(八重樫智)
 「大丈夫ですか。お待たせしました」。斜度六〇度超の急斜面二十五メートルをロープで下降してきた隊員は糸井川昂大巡査長(31)。登山者の滑落を想定した訓練で、遭難者役の記者に元気よく呼び掛けた。
 救助用の命綱を付けるベルト「ハーネス」を、座り込んでいた記者に手際良く装着すると、七十キロ以上ある体をゆっくりと背負う。地面には湿った落ち葉が積み重なり、滑りやすくなっていたが、ふらつくことなく立ち上がった。
 「せーの、せーの」。急斜面を見上げると、数人の隊員が声を合わせながら、ロープを引き始めた。不安定な感覚もなく、四分ほどで無事に安全な場所に運んでくれた。
 その体力に感心するとともに、一人の命を救う大変さを実感した。遭難者が骨折などのけがをしていれば、わずかな揺れでも痛むだろう。隊員ができるだけ揺れないように配慮する姿が印象的だった。...

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