本文へ移動

<岐路の旅館@蒲郡 コロナを越えて> (1)消えた団体客 

2020年12月16日 05時00分 (12月16日 11時50分更新)
9月30日、修学旅行でホテル明山荘に宿泊した名古屋市の中学生ら=蒲郡市三谷町で

9月30日、修学旅行でホテル明山荘に宿泊した名古屋市の中学生ら=蒲郡市三谷町で

 新型コロナウイルスで明け暮れたこの一年。旅館やホテルをはじめとする観光産業は大打撃を受けたが、業界のあり方を見つめ直すきっかけにもなった。旅館の苦悩と、再生を目指す姿を取材ノートから振り返る。 (木下大資)
 九月末、蒲郡市の三谷温泉「ホテル明山荘」に名古屋市の中学生百六十人が修学旅行で宿泊した。コロナ禍で今春から客足が激減し、二カ月半の休館も経験した明山荘にとって、久しぶりの団体客。四台のバスから降りた生徒が次々に入館する光景に、杉山和弘社長(60)は「コロナ禍を象徴するようなこと」と感慨深げに言った。
 平常時であれば、蒲郡が修学旅行の宿泊先になることはほとんどない。一時、県をまたぐ移動の自粛が求められた今年は、各地で修学旅行先を近隣に変更する動きが相次いだ。三谷温泉には十月以降もちらほらと県内から修学旅行の生徒が訪れ、十一月には地元の蒲郡中が西浦温泉の「龍城(たつき)」に宿泊した。
 市内最大級の九十五室を備える明山荘は、...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

記者へのメッセージポストへの投稿はこちらから

関連キーワード

PR情報

愛知の新着

記事一覧