守山の医療センターと養護学校 県、利用開始を1年延期
2020年12月16日 05時00分 (12月16日 05時00分更新)
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守山市の県立小児保健医療センターと県立守山養護学校などの整備計画について、県は十五日、施設の利用開始を当初予定から一年遅らせ、二〇二五年一月とすることを、県議会教育・文化スポーツ委員会で明らかにした。新型コロナウイルスなどの感染症対策を強化するため、基本設計を一部見直すためという。
センターは難病などを抱える子どもの治療を担い、守山養護学校ではセンターに入院する子どもが学んでいる。現在は県立総合病院の北側にセンターと学校、障害のある未就学児が通所する療育部があるが、再整備ではいずれも病院南側の敷地に新設する。
当初計画では二〇年中に設計を終え、二一年十月着工、二四年一月開業予定だった。従来の設計案でも子ども特有の感染症などに対応するとしていたが、新型コロナの流行に伴い、さらに広範囲な感染症が発生した場合に問題がないかどうか、専門家らの意見を聞いて検証することにした。検証を反映させた設計を取りまとめ、二二年に着工を予定している。
また県は、一九年の当初計画では百床としていたセンターの病床を、六十八床に変更すると説明。現状ではセンターに成人の入院者が一定数おり、新施設の整備後、成人患者は...
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