本文へ移動

渋野日向子を見守った上田桃子が漏らした“教訓” 米ツアー楽しむには『必須武器』習得すべし【武川玲子コラム】

2020年12月15日 18時59分

このエントリーをはてなブックマークに追加
17番でバーディーパットを外し、たたずむ渋野(AP)

17番でバーディーパットを外し、たたずむ渋野(AP)

 全米女子オープン3日目の決勝ラウンドで、首位をいく渋野に声援を送る上田桃子の姿があった。「最後になるかもしれない」と覚悟を持って臨んだ自身は2打及ばずの予選落ち。現地に滞在して練習しようとしたが、残念ながら練習場が使えなかった。「せっかくだから」と後輩の奮闘を追いかけていた。応援を送りつつ、自分のゴルフと重ねて何かを見ていたのかもしれない。
 上田は2008年から米ツアーメンバーとして6年間戦った。思い通りにいかずに何度も悔し涙を流していた姿を覚えている。日本に戻った14年以降に国内4勝を挙げ、7年ぶりに全米女子オープンの大舞台に戻ってきた。これから米ツアーを目指す渋野のプレーを見ながら、「やっぱり英語がね、上達できなかったのが残念だった」と自身の米国生活を振り返った。米ツアーをエンジョイして戦っていくうえで、英語を話せる重要性を身にしみて感じた上田の言葉は重みがあった。
 17年にツアーから引退した宮里藍さんはうまく英語を習得した数少ない一人だった。参戦当初に父でコーチの優さんが「藍の成績は英語力と比例する」と進言。宮里さんも「絶対に話せるようになりたい」と強い意志があった。その甲斐あって、流ちょうな英語でツアーに深く溶け込んだ。
 それでも「優勝スピーチやインタビューはとても緊張する」と言っていたから、やっぱり外国語は難しいのだ。今、渋野をはじめたくさんの若い選手が、米ツアーを目指している。決して現地人のように話せる必要はない。少しでも会話ができれば、必ず世界は大きく変わる。そう信じて、ぜひとも習得を目指してほしいと思う。(全米ゴルフ記者協会会員)
おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ