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阿部一二三「丸山選手の分も背負って…東京五輪で金を取る」死闘を終え明け方まで「寝付けなかった」

2020年12月14日 20時08分

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記者会見でライバルの丸山への思いを語る阿部一二三

記者会見でライバルの丸山への思いを語る阿部一二三

 13日に東京都内で行われた柔道の男子66キロ級五輪代表決定戦で初の五輪出場を決めた阿部一二三(23)=パーク24=が14日、オンラインで記者会見し、史上初のワンマッチでの決定戦で24分間に及ぶ死闘を繰り広げた丸山城志郎(27)=ミキハウス=への思いを交えながら、東京五輪での金メダル獲得への誓いを新たにした。
  ◇  ◇  ◇
 長い代表争いから解き放たれた一二三の表情は晴れ晴れとしていた。前夜は周囲から祝福攻めにあった。24分間の試合映像も見返した。気付けば明け方になっていた。「興奮していたのか、アドレナリンが出ていたのか、寝付けなかった。今はホッとしている。やっとスタートラインに立てた」。五輪出場を決めた喜びに浸った。
 丸山との濃密なワンマッチの一部始終は「はっきりと残っている」と言う。互いに死力を振り絞った一戦に競り勝った要因を「集中力を切らさず冷静に戦えた。これまでやられていた丸山選手の捨て身技への対策も効いた」と自己分析した。24分間にわたって相手の強みを消し続け、勝負どころで投げきる。理想的な展開だった。
 紙一重の戦いに敗れた丸山は泣いた。その心境が分かるから五輪への決意は強くなる。「丸山選手がいなければ、ここまで強くなれていない。丸山選手の分も背負って、東京五輪で金を取る」。世界王者にして最強のライバルを破った。狙いは一つに定まる。
 今年の漢字を問われると、成長の「成」を挙げた。「精神面はかなり強くなった。技術的にもただ前に出るだけではなく、しっかり相手をみて1本を取る。精度が上がっている。今回の一戦で成長できた。もっと進化していく」
 今後は年明け以降の国際大会をはさんで五輪へ向かう。追い求める「圧倒的」な強さを、大舞台で見せつける。
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