萱和磨、体操個人総合で全日本初V 「こんなところでできなかったら五輪は無理だろう」強気な24歳
2020年12月13日 21時17分
体操の個人総合と種目別の日本一を決める全日本選手権最終日が13日、群馬県の高崎アリーナで男子決勝が行われ、6種目による個人総合は萱和磨(24)=セントラルスポーツ=が首位通過した予選との合計173・764点で初制覇した。
北園、谷川翔らの猛追を感じながら迎えた最後の鉄棒。失敗すれば、逆転される点差…。そんなしびれる状況で、自他共に認める「失敗しない男」の萱が地力を発揮した。着地まで決めて念願の初優勝をつかむと、雄たけびにガッツポーズ。さらに観客に「どうだ」と言わんばかりのアピールで拍手をねだった。
「決勝では、守りにいこうとは1ミリも思わなかった。最後の鉄棒では、『こんなところでできなかったら五輪は無理だろう』と、自分を奮い立たせた。強気の自分は常にいた」と胸を張った。
最大の目標は「記憶にも記録にも残る演技を東京五輪でして、金メダルを取る」こと。優勝インタビューでは、その後押しにと、「皆さんも絶対に日本は勝てると思って応援してほしい」と訴えた。
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