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FC東京ルーキーの中村帆高 待望のプロ初ゴールは千金の決勝弾「これまでの悔しさが一気に爆発した」

2020年12月12日 20時26分

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後半、先制ゴールを決め喜ぶFC東京・中村帆

後半、先制ゴールを決め喜ぶFC東京・中村帆

◇12日 J1第31節 FC東京1―0広島(味の素スタジアム)
 うれしいプロ初得点だ。前半から守勢に回る展開で、大卒ルーキーのFC東京DF中村帆高(23)が一瞬の隙を見逃さず、値千金の決勝弾を決めた。
 歓喜の瞬間は後半20分だった。右サイドで紺野がためをつくると、内田がDFの背後を取って、中央に折り返し。これを三田が預かり、さらに左へと流す。そこに走り込んだのは「チャンスの時はスペースに走りこもうと思っていた」という背番号37だった。
 「得点や、アシストが喉から手が出るほど欲しい」。今季、東京でチームメートの安部、鳥栖の森下、横浜FCの瀬古…。明大時代の仲間たちがプロ初ゴールを決め、勝利に貢献するたびに「次こそ自分が」と意気込んできた。だが、ここまで得点に絡めず、「試合に出させてもらう中で、得点やアシストで貢献できず、悔しかった」と、奥歯をかんできた。
 そして、ついに訪れた千載一遇の好機。これまでの悔しさを左足に込め、夢中で振り抜いた。ボールがゴールネットに突き刺さった瞬間、中村帆は看板を飛び越え、東京サポーターのもとへと駆けだした。
 「これまでの悔しさが一気に爆発した。そのときのことはあまり覚えていないけど、勢いで行っちゃいました」
 この日は16強で敗退したアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)後、待機期間が免除される特別措置を受けての一戦だった。激戦の疲労を考慮し、複数の主力を温存。これまで出場機会が少なかった選手たちが、持ち味を生かして躍動した。そんな中で輝いた主役は謙虚に「これで、ようやくスタートラインに立てただけ。満足していたら、それだけの選手。喜ぶのは一瞬で、次の結果を求めていきたい」と言い、かぶとの緒を締めた。

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