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就職につなげて ブラジル人高校生が日本語学ぶ

2020年12月12日 05時00分 (12月12日 05時03分更新)
堀永乃さん(右)から自分や家族を紹介する話し方を学ぶブラジル人の高校生=浜松市東区で

堀永乃さん(右)から自分や家族を紹介する話し方を学ぶブラジル人の高校生=浜松市東区で

 外国人高校生の就職のチャンスを広げる講座が、浜松市東区のブラジル人学校「イーエーエス伯人学校浜松校」で始まった。コロナ禍で就職活動に苦しむ若者を支援する県の事業。日本語の会話力アップに力を注ぎ、地元企業もインターンシップ(就業体験)受け入れに協力する。
 「日本の大企業の七割は、外国人を雇用したいと考えています」。講座を担う一般社団法人「グローバル人財サポート浜松」(浜松市)の堀永乃代表理事が、高校一〜三年のブラジル人生徒に力強く語りかけた。
 堀さんによると、企業側は日本語のレベルよりも、コミュニケーション能力を重視しており、説明や報告、相談などができる人材を求めているという。
 講座では高校生四十人を日本語レベルに応じて三クラスに分け、来年二月まで、基礎的な日本語や、企業で使うことが多い会話表現を学ぶ。高い日本語能力を持つ三年生は、地元企業で三日間のインターンを経験する。堀さんは「可能性の幅を広げることは、将来の生活の安定にもつながる。自分に自信を持ってもらうことが目標」と語った。
 十一日にあった講座では、自分や家族を紹介する二分半のスピーチに挑戦し、人柄や性格をいかに効果的に伝えるかを学んだ。三年のモンテイロ・ジョバナさん(18)は「日本語で話すことにまだ自信がないので、日本の企業で働ける力を身に付けたい」と話した。
 事業は「新型コロナに負けない外国人生徒未来応援事業」。十四日から、磐田市内のブラジル人学校でも同様の講座が始まる。 (篠塚辰徳)

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