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県内初 プロバスケチーム 来秋結成へ運営団体発足 

2020年12月11日 05時00分 (12月11日 09時51分更新)
チーム設立に向けて意気込む西代表理事(右から2人目)=10日、福井市の県自治会館で

チーム設立に向けて意気込む西代表理事(右から2人目)=10日、福井市の県自治会館で

 22年秋 Bリーグ参戦目標 

 県内初のプロバスケットボールチーム結成に向けて、運営団体となる一般社団法人「福井県プロバスケットボールクラブ」が設立された。二〇二一年秋に男子のクラブチームをつくり、最短で二二年十月からプロリーグ「Bリーグ」への参戦を目指す。 (山本真喜夫)
 クラブは、全国屈指の名門校・北陸高出身の西憲幸代表理事(元県バスケットボール協会理事長)ら三人の理事が中心となり、十一月三十日に設立した。Bリーグ最下部の三部(B3)に参戦するには七千万円の運営資金が必要で、協賛企業や団体の獲得に向けてBリーグ観戦ツアーやクラウドファンディングなどを計画している。
 Bリーグに参戦するプロチームが過去に一度も結成されていないのは、福井を含め全国で五県だけ。ただ、リーグでは日本代表の主将を務めた篠山竜青選手(川崎)をはじめ、北陸、福井商両高出身の男子選手十六人がプレーしている。こうした福井ゆかりの選手に声をかけ、トライアウトも行って選手を集める。
 県民が一つになって応援してもらえるよう、来年九月をめどにチーム名やロゴなどを公募。三人制バスケやBリーグのエキシビションマッチなどのイベントを企画し、バスケットボールの楽しさをアピールする。
 福井市の県自治会館で十日、会見した西代表理事は「福井をバスケで元気にしたい。子どもたちに夢や希望を与えたい」とプロチーム結成への思いを強調。「(一部リーグの)B1入りを目指し、強いチームをつくりたい」と展望した。

 エンターテインメント性重視 ジェッツOGらと連携

 B1からB3まで計四十七チームが参戦するBリーグは、ハイレベルな試合だけでなく、観客を楽しませるために音や光、映像を駆使してエンターテインメント性を高めたプロスポーツだ。福井県プロバスケットボールクラブの西憲幸代表理事は「屋内競技で福井の気候に左右されない」ことも優位性に挙げる。
 B3では十一チームがホームアンドアウェーで対戦する。参戦に向けてクラブでは、福井商高チアリーダー部「JETS(ジェッツ)」のOGらで活動する「チアドリームプロジェクト」と連携。クラブ専属のチアダンスチームも育成し、パフォーマンス力を高める計画だ。
 県内でのプロチーム運営は、人気競技の野球やサッカーでも苦境に立たされているのが現状。その中で、あえてプロチーム運営に乗り出すのは「スポーツには人々を熱い思いにさせる力がある。コロナ禍で元気を出せるのはスポーツしかない」(西代表理事)という信念があるから。
 十日の会見で、日本バスケットボール協会の三屋裕子会長(勝山市出身)は、北陸高から多くのプロ選手や協会の主要スタッフを輩出していることを挙げ「バスケで福井を、日本を元気にできるよう発信してもらえたら」とビデオメッセージを寄せた。
 チーム運営に欠かせないのは協賛企業に加え、応援してくれるファンをどれだけ多く獲得できるか。新たな挑戦は、県民の支援が鍵を握る。 (山本真喜夫)

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