「ゴジラ」テーマ曲手がけた伊福部昭さんの未公開音源がCDになる!NHKラジオ向けにオーケストラ
2020年12月11日 05時00分
「ゴジラ」のテーマ曲などで知られる作曲家、伊福部昭さんの初公開音源を含む7作品を収録した3枚組のアルバム「伊福部昭の純音楽」(税別7000円)が、23日に発売される。オーケストラによる新録音を企画していた市井の音楽研究家、出口寛泰さん(41)が、コロナ禍で方針変更を余儀なくされ、NHKなどに眠っていた音源を発掘、私財を投じて制作にこぎ着けた。
2006年に91歳で亡くなった伊福部さんは、「ゴジラ」のほか「大魔神」「ビルマの竪琴」など300本以上の映画音楽を手掛けた。ほかに演奏会用の作品も多く、死後、再評価されてきた。
そんな伊福部さんと晩年の約20年交流を続けてきたのが出口さん。15歳の時、「戦後50年をどう思うか、著名人に手紙を出して聞く」という課題が学校から出され、大ファンの伊福部さんに手紙を書いたのが交流のきっかけ。三重県桑名市から上京して伊福部さん宅を訪れ、貴重な話を聞かせてもらった。以後、亡くなるまで交流が続いた。
今年、伊福部作品の新録音を計画していたが、、折からのコロナ禍でかなわなくなってしまった。が、NHKのラジオ番組用に録音していたオーケストラ音源が残っていることが分かり、関係者の承諾を得てCD化がかなった。
「日本狂詩曲」は、35年のチェレプニン賞コンクールで第1位に入賞した作品で、現存する最古の録音(57年、東京フィルハーモニー交響楽団)。「ピアノと管絃楽のためのリトミカ・オスティナータ」は、一度しか演奏されたことがない“改訂第1版”の超レア音源(69年、読売日本交響楽団)。
3枚目のCDには、音楽評論家の片山杜秀さんが伊福部さんについて語り尽くした約80分の音声を収録。伊福部ファンには、たまらない内容だ。
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