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阪神関係者も惜しむ「どうして福留を手放したんだろうな」…外様でもチームのため率先垂範 監督候補にも

2020年12月10日 05時00分

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根尾(左)と話す福留

根尾(左)と話す福留

 「どうして福留を手放したんだろうな」
 ある阪神関係者はそう惜しむ。将来の監督候補になり得る貴重な存在と見ていたからだ。
 メジャーリーグで5年目を迎えていたとき、当時の南信男球団社長は代理人からの情報に飛び付いた。2012年のことだ。日本に戻ることも視野に入れている、と。和田豊監督が外野の名手を必要とした。だが、生え抜きのスター登場を望む球団オーナーが渋る。半ば強引に説き伏せたのが南球団社長だった。この補強は大成功となり、指導者候補にまでなっていたのは間違いない。
 勝負強さはもとより、外様ではあってもチームのためになることを率先垂範した。藤浪が看過できないチームプレーを怠ると、ベンチですぐに諭した。今年は、新加入で苦しんでいたボーアにアドバイスを惜しまなかった。本塁打を打った際には福留への感謝を口にしている。開幕前、サプライズで誕生日を祝ってもらえたのも、後輩に慕われ、尊敬されている証しだった。リーダーシップに長けた男。コロナで制約のあるなか、球団内規の人数を守らず、大人数で食事会を開いたのも後輩のためだった。
 あるとき、阪神監督になることを考えないか、と聞いたことがある。福留は首を振った。すでにそのとき、また中日に戻る日を待ち望んでいたのだろうか。
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