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感染対策して心肺蘇生 白山のスキーチーム 小中学生学ぶ

2020年12月7日 05時00分 (12月7日 10時41分更新)
永井敏昌指導員(右)に教わりながら心肺蘇生方法を学ぶ子どもたち=白山市尾添で

永井敏昌指導員(右)に教わりながら心肺蘇生方法を学ぶ子どもたち=白山市尾添で

 新型コロナウイルス禍の中で、傷病者の手当てと感染対策をどう両立すれば良いのか−。白山市のスキーチーム「白嶺(はくれい)吹雪ジュニアレーシング」の小中学生が六日、本格的なスキーシーズンを前に、白山一里野温泉スキー場(同市尾添)で、感染対策を取り入れた心肺蘇生方法を学んだ。
 日赤県支部の永井敏昌指導員(65)を講師に、子どもたち八人が参加。傷病者に見立てた人形の口元にハンカチをかぶせ、互いの息がかからない距離で胸骨を圧迫した。人工呼吸はせず、自動体外式除細動器(AED)を使った心肺蘇生の方法を確認。永井指導員は傷病者と接触する時間を減らすために「交代して対応することが大切」と伝えた。
 厚生労働省は今年五月、救急蘇生法の指針に新型コロナの感染対策を追加。すべての傷病者に感染の疑いがあると想定して、口元をマスクで覆うことや人工呼吸は基本的にしないことを呼び掛けている。
 ただ、傷病者によっては緊急性が高い場合もあり、永井指導員は「人工呼吸は感染リスクがあるが、目の前の人が呼吸をしていない状況で判断するのはとても難しい」と話す。
 体験した鶴来中学校一年の宮腰海斗さん(13)は「コロナでいろんな制限があり大変だけど、倒れている人がいたら救いたい」と話した。チームは、昨年二月に同スキー場で男児が事故死したことをきっかけに訓練を始めた。(都沙羅)

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