本文へ移動

本人も「知らなかった…」中日・福谷躍進の要因は低い“4番打者被打率” 2割3分8厘は菅野・大野雄並み

2020年12月6日 10時37分

このエントリーをはてなブックマークに追加
先発に本格転向し、今季8勝を挙げた福谷

先発に本格転向し、今季8勝を挙げた福谷

渋谷真コラム・龍の背に乗って【数字編・6】


 2割3分8厘。この数字は福谷浩司の躍進が偶然ではなかったことを語っている。42打数10安打、2打点で本塁打はゼロ。4番打者に仕事をさせなかったことが、先発に本格転向し、今季8勝の大きな要因となった。
 福谷にとっては1番から6番の中では最も被打率が低く、大野雄(2割4分1厘、5本塁打)、巨人・菅野(2割2分8厘、1本塁打)のリーグ2大エースに勝るとも劣らない。長打力のある4番に強ければ、当然ながら勝率も上がる。この数字を「知らなかった」という福谷は、こう話した。
 「4番だから、8番だからとは考えずに投げていました。間違いなくポイントゲッターで、どのチームもいい打者が多いですが、基本は捕手に任せていました」
 個人別でも主要打者で分が悪かったのは巨人・岡本だけだが、打点は許していない。くわえて今季の福谷の特長は、卓越した「試合をつくる能力」だ。5回までの防御率は1・29。被打率も2割1厘と序盤に崩れるということがほとんどなかった。
 「立ち上がりは意識はしましたけど、いいという実感はなかった。ブルペンとマウンドも別物だと考えていたので、いかに早く、その日の軸になる球を見つけるかを考えていました。前の試合で良かったときの方が、そのイメージを引きずり過ぎるので、それも別物だと思って練習していましたが、そこも難しかったです」
 6回以降は防御率6・95、被打率3割2分7厘とまさに別人だったが、ベンチからすれば立ち上がりに不安のある投手より、はるかに計算を立てやすかったはずだ。4番に強く、必ず試合をつくってくれる福谷は、ブルペン陣に元気のある火曜日向きのスターターである。

関連キーワード

PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ