雪から土塀守る薦掛け 長町武家屋敷跡で始まる

2020年12月6日 05時00分 (12月6日 05時02分更新)
雪などから土塀を守るため、次々と取り付けられる薦=金沢市長町で

雪などから土塀を守るため、次々と取り付けられる薦=金沢市長町で

  • 雪などから土塀を守るため、次々と取り付けられる薦=金沢市長町で
 土塀を雪から守る「薦掛(こもか)け」が五日、金沢市の長町武家屋敷跡で始まった。地元住民や観光客が写真を撮るなどして、風情ある冬支度の様子を楽しんだ。
 六日までの二日間にわたって、総延長千百メートルの土塀に取り付ける。市内の職人がわらで手編みした約五百枚の薦を掛ける。薦一枚は幅三百六十センチ、高さ九十五センチ。薦掛けは江戸時代に始まったとされる。
 この日は金沢職人大学校の実習生や県造園業協同組合の職人三十一人が作業した。水平に美しくそろえるのが腕の見せどころ。薦の上部に横にわたした竹を縄で結び、塀の軒下につり下げていた。
 神奈川県逗子市から観光で来た御法川(みのりかわ)佳子さん(57)は「たまたま通り掛かり初めて見たが、昔の文化を受け継いでいてすてき。タイミングよく見られて良かった」と興味深げに話した。
 薦が掛けられた土塀は来年三月中旬まで見られる。 (高橋雪花)

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