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安全マップで防犯再点検 空き家の危険性 北陸大生ら指摘

2020年12月6日 05時00分 (12月6日 05時02分更新)
地域安全マップの点検結果を説明する学生(右)と山本啓一教授=金沢市菊川町公民館で

地域安全マップの点検結果を説明する学生(右)と山本啓一教授=金沢市菊川町公民館で

10月に作製 金沢・菊川町公民館

 地域の中で犯罪が起きやすい場所をまとめる「地域安全マップ」を十月に作製した金沢市菊川町公民館は五日、講師を務めた北陸大の山本啓一教授(地域防犯)を招き、マップから見えた課題を検証した。講座形式で実施し、犯罪が起きやすい場所の改善策を考えた。 (村松秀規)
 地域で犯罪が起きやすいのは「入りやすく、見えにくい」場所とされる。そうした場所を情報通信技術(ICT)を活用して住民らがまとめたマップを参考に十一月、北陸大の学生たちが再点検した。学生たちは今回の講座で、山本教授とともに住民二十人にマップの点検結果を解説した。
 対象地域は犀桜小学校下。特に目立ったのは、複数の空き家だ。空き家が密集する通りは誰でも入れるが、人がいないため周囲から見えにくい。学生の一人は「防犯の観点から放置しておくのは良くない」と訴えた。
 山本教授は改善策として住民の管理意識を高めることを提案。防犯カメラや柵、チェーンを活用することや美化活動、あいさつ運動も効果があると説明した。また、「空き家問題の勉強会を開き、研究していくことも大事」とも話した。
 菊川町公民館は、新竪町公民館や金沢中署と連携しながら、昨年に続きマップづくりに取り組んだ。菊川町公民館の原恵子主事は、住民の間に防犯意識が浸透してきていると手応えを語る。その上で「今回も空き家の問題などに気付き、大きな収穫となった。今後は住民がどれだけ地域に関心を持って、危険箇所を見守ることができるかが課題の一つ」と話した。

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