<見極める 岐阜知事選’21>現職に新人3人、構図固まる

2020年12月6日 05時01分 (12月7日 11時12分更新)

(左から)新田雄司さん、稲垣豊子さん、江崎禎英さん、古田肇さん

 来年一月七日の告示まであと一カ月あまりに迫った知事選は、五選を目指す現職の古田肇さん(73)に、新人三人が挑む選挙戦の構図が固まった。自民党県議団は古田さんと、山県市出身の新人で元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英(よしひで)さん(56)の二人を推薦し、「保守分裂選挙」となることが確実。共産党などでつくる市民団体は新日本婦人の会県本部会長の稲垣豊子さん(69)=岐阜市=を擁立し、混戦になる見通しだ。
 知事選にはその他、元県職員の新田雄司さん(36)=坂祝町=も出馬を表明している。
 今回の選挙は異例ずくめとなりそうだ。自民党が分裂するのは、実に一九六六(昭和四十一)年九月以来、五十四年ぶりで、四人が立候補すれば七七年二月以来、四十四年ぶりだ。また、女性の候補者が立つのは戦後、知事が公選制となって以降初めてとなる。
 古田さんは十一月二十日に出馬を表明。「新型コロナウイルスの問題で途中で手を抜くわけにはいかない」と五選への意欲を語った。県選出の自民党国会議員の大半の支援を背景に衆院選の選挙区ごとに選挙対策本部を順次立ち上げている。多方面の業界団体から推薦状が届いており、手厚い選挙態勢を整えつつある。公務をこなしながら、さまざまな会合にも積極的に出向いている。
 江崎さんは先月に出身の経済産業省を退職後、二十二日に立候補を表明。「コロナで不安な気持ちを切り替え、その先にある未来を示していく」と決意を語った。自民県議の半数の支持を得て、岐阜市内などの街頭で演説したり、三〜五日には飛騨地域などで講演会を開いた。事務所の準備を整えつつあり、会員制交流サイト(SNS)も積極的に活用し、知名度の向上を図っている。
 稲垣さんは今月三日、出馬を表明。「女性の目線で県政を動かせば、大きく変わる」と述べ、知事選初の女性候補に名乗りを上げた。十六の団体でつくる市民団体「県民が主人公の岐阜県政をつくる会」が擁立し、同会を中心に県民への浸透を図っていく。
 新田さんは取材に「県民本意の議論が大切なので、政策を訴えていく」と語った。
 知事選は来年一月七日告示、二十四日に投開票される。
 (安福晋一郎)
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