福井 イチ へ ゴー  春江の池田さん  兵庫から移住後 初の出荷

2020年12月5日 11時29分 (12月5日 11時29分更新)
「福井で一番のイチゴ農家を目指したい」と話す池田さん=坂井市春江町石塚で

「福井で一番のイチゴ農家を目指したい」と話す池田さん=坂井市春江町石塚で

  • 「福井で一番のイチゴ農家を目指したい」と話す池田さん=坂井市春江町石塚で
 兵庫県から福井に移住し、イチゴ農家として取り組む若者が初出荷にこぎ着けた。坂井市春江町の池田天瑠(てんる)さん(25)が育てたイチゴが五日、同町の農産物直売所ゆりいち(ゆりの里公園内)に並ぶ。
 池田さんは福井で米農家をしているおじの影響で、農業の道に進むことを決意した。JAはるえ(現JA福井県)が建設中だった農業用ハウスでイチゴ栽培に挑戦する若手農家を募集していることをおじから知らされ、大学在学中の二〇一七年に応募した。
 卒業後、京都府のイチゴ農家で一年半研修。栽培技術や経営について学び、昨年十二月、両親とともに福井に移住し、イチゴ栽培を始めた。
 ハウスでは「章姫(あきひめ)」と「紅ほっぺ」を育てている。章姫は香りが良く、酸味が少なめで甘い。紅ほっぺは酸味と甘みのバランスがいい品種だ。章姫は子どもやお年寄りから人気があり、紅ほっぺは大人から支持を集める。各世代に楽しんでもらえるようにと選んだ二品種だ。池田さんはこの二品種を「ICHIGOOJI(イチゴ王子)」のブランド名で出荷する。
 こだわりは鮮度。朝収穫したものをその日に販売し、翌日には持ち越さない。将来は摘み取り体験を展開する構想もあることから、自分で収穫したのと同じような摘み立て感覚を味わってもらおうと、軸を残したまま出荷する。
 池田さんは「食べた人においしいと言ってもらえるイチゴを提供したい。目標は、福井で一番のイチゴ農家」と意気込む。
 販売は来年の六月中旬まで。数量限定で、育ち具合によって出荷できない日もある。一パックを二百五十グラムにする予定で、価格はその日の収穫状況で変わる。(問)農産物直売所ゆりいち=0776(43)1831 (畑明日香)

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