小浜線増便に充当 県と嶺南6市町合意 快速鉄道基金使途 

2020年12月4日 05時00分 (12月4日 10時10分更新)

 小浜市は三日、琵琶湖若狭湾快速鉄道建設基金八十億円の使い道について、基金を積み立ててきた県と六市町が合意したことを市議会に説明した。JR小浜線の増便や折り返し施設の整備などの財源に充てる内容。使い道が具体化するのは初めて。今後、JRや関係機関に働き掛け、事業化を目指す。 (池上浩幸)
 他の主な使い道は、小浜線各駅の整備、観光列車や市町をまたぐ広域バスの導入、公共交通のキャッシュレス化の候補事業。北陸新幹線敦賀開業に向けても、基金は二〇二四年までに三十六億円を、翌年以降に四十四億円を財源として活用することも確認した。
 基金の八十億円を巡っては、減額せずに嶺南地域の公共交通の利便性向上策に充てることで沿線自治体が二月に合意。それ以降話し合いを重ね、十一月二十五日の嶺南広域行政組合管理者会で「活用候補事業リスト」としてまとめた。
 小浜市を除く五市町は積立額に差があるとして、敦賀市、美浜、高浜、おおい町は積み増し、若狭町は減額して、それぞれ積立額を一律三億三千万円にする。
 新幹線の新駅整備を予定する小浜市については、これまでの積立額十三億八千万円を維持することでまとまった。

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