アラレガコ エバ漁で守る 永平寺町 九頭竜川で生息調査

2020年12月4日 05時00分 (12月4日 09時56分更新)
エバ漁でのアラレガコ生息調査の準備をする関係者ら=3日、永平寺町の九頭竜川で

エバ漁でのアラレガコ生息調査の準備をする関係者ら=3日、永平寺町の九頭竜川で

  • エバ漁でのアラレガコ生息調査の準備をする関係者ら=3日、永平寺町の九頭竜川で

 伝統漁法「エバ漁」によるカジカ科の淡水魚「アラレガコ」の生息調査が三日、永平寺町松岡上合月の九頭竜川で始まった。 (山内道朗)
 エバ漁は松岡地区に伝わる漁法。直径一・二メートル、長さ三メートルの円すい形のかごを、上流に口を広げるような形で仕掛ける。アラレガコはこの時期、産卵のために流れに身を任せて海に向かう習性があり、流れてきたアラレガコをかごで捕まえる。
 地元ではアラレガコを甘露煮や唐揚げにする食文化がある一方、水温など環境の変化に敏感なこともあり、生息数は減っていた。福井市の中角橋から大野市の阪谷橋までの九頭竜川は生息地として天然記念物に指定され、九頭竜中部漁協は二〇一五年からエバ漁での生息調査をしている。
 この日は、関係者らが竹製のかご二基にワイヤを取り付けて、後松橋南詰めの川に仕掛けた。
 同漁協の野路健一組合長は「生息状況などを見ながら今後、アラレガコをどうするか考えていかなければいけない。調査で数は毎年増えており、今年の成果も楽しみにしているし、増える方向にもっていきたい。エバ漁も伝統漁法として大事で、続けなかればならない」と話した。
 この日、仕掛けたかごは四日朝に引き上げる。今期は来年一月三十一日まで、気温などを見ながらかごを仕掛ける。昨期は三十回仕掛け、三十三匹を捕獲した。

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