【石川】換気状況「見える化」 ホクリクコムがシステム開発 

2020年12月4日 05時00分 (12月4日 09時59分更新)
換気状況と二酸化炭素濃度を表示するシステム。タブレットでも確認できる=金沢市のホクリクコムで

換気状況と二酸化炭素濃度を表示するシステム。タブレットでも確認できる=金沢市のホクリクコムで

  • 換気状況と二酸化炭素濃度を表示するシステム。タブレットでも確認できる=金沢市のホクリクコムで

3段階表示、冬場の感染対策に

 北陸鉄道(金沢市)の子会社でソフトウエア開発を手掛けるホクリクコム(同市)は、部屋の換気状況を可視化するシステムを開発した。二酸化炭素(CO2)濃度をセンサーで計測して、パソコンやスマートフォンに色や数値で表示するほか、音楽でも知らせる。新型コロナウイルスの流行が長引く中、「三密」対策として商業施設やオフィス、病院など幅広い需要を見込む。 (高本容平)
 システムでは換気の必要性を三段階で示す。世界気象機関(WMO)によると、大気中のCO2の世界平均濃度は四一〇・五ppm。通常はモニター画面の背景は青色だが、CO2濃度がビル管理法の基準の一〇〇〇ppmを超えると黄色になり「注意 そろそろ換気です」、一五〇〇ppmを超えると赤色になり「警告 早めに換気しましょう」とメッセージが出て、音楽が流れる。
 CO2センサーを接続した小型コンピューターを、パソコンやテレビにケーブルでつないで使う。Wi−Fiを通じてスマートフォンやタブレットでも見られる。一日のCO2濃度の推移を折れ線グラフで確認することもできる。
 換気がおろそかになりがちな冬場や、新型コロナの感染再拡大を見据え、十月下旬から開発を進めてきた。佐藤宗寿常務取締役事業統括本部長は「換気の状況を『見える化』できれば、施設管理者も利用者も、お互いに安心材料になる」と思いを語る。
 石川県工業試験場(金沢市)での検査を経て、商業施設やオフィスに設置して実証実験を行う予定。価格は現場の意見を取り入れて決める。定額料金で一定期間利用できる「サブスクリプション」サービスも視野に入れ、年明けの提供開始を目指す。

関連キーワード

PR情報

北陸経済ニュースの新着

記事一覧