【石川】受験生も安心空間 抗ウイルスの間仕切り

2020年12月4日 05時00分 (12月4日 09時58分更新)
透ける素材で受験用に使える抗ウイルス素材の間仕切り(小松マテーレ提供)

透ける素材で受験用に使える抗ウイルス素材の間仕切り(小松マテーレ提供)

  • 透ける素材で受験用に使える抗ウイルス素材の間仕切り(小松マテーレ提供)

小松マテーレ、簡易組み立て型

 化学素材メーカーの小松マテーレ(石川県能美市)は三日、独自開発の抗ウイルス素材「エアロテクノ」を用いた簡易組み立て型の間仕切り「PPSA」を開発したと発表した。受験シーズンに向けて受験生が安心して試験に臨める空間を提供しようと、七日から学校などの教育機関に販売を始める。
 同社は、世界的建築家の坂茂さんが考案した紙管と布を使った避難所向けの間仕切り「PPS」に材料を供給してきた。新型コロナウイルスの感染が広がった七月の九州豪雨の際には、避難者のプライバシー保護に加えて飛沫(ひまつ)感染対策にも役立ったという。
 PPSAは、PPSを入学試験時や校内の共用スペースに活用できないかと地元の大学からの要望を受けて開発した。布は合成繊維に光触媒で特定ウイルスの感染能力を低減させる加工をしたエアロテクノを使用。柱や梁(はり)の部分には繊維業界で生地を巻く芯として使われる再生紙のパイプを用いた。重さ七・三キロと軽量で、梁となる紙管をつなぎ合わせれば用途に応じて広さを自在に調整できる。
 受験用には不正行為を抑止するために透ける素材を用意した。共用スペース向けには透けない素材で七色展開とした。価格は一セット一万四千八百円(税別)。今後は学校以外にも病院や公共施設などへ展開し、公式オンラインストアで一般向けにも販売する。 (中平雄大)

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