<頂の先へ 月刊・藤井聡太二冠> 木村九段とテレビ棋戦で再戦
2020年12月4日 05時00分 (12月4日 05時00分更新)
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新型コロナウイルスの第3波の広がりと共に迎えた師走。春に対局休止の憂き目にあった将棋界も、冷や汗をかきながら動向を注視している。そんな中でファンを楽しませたのが、王位戦(中日新聞社主催)7番勝負で熱戦を繰り広げた藤井聡太王位(18)=棋聖、愛知県瀬戸市=と木村一基九段(47)の再戦だ。巣ごもりでテレビにかじりつく大勢の視聴者の前で、ベテランがついに意地を見せた。 (岡村淳司)
NHK杯テレビ将棋トーナメントは、今期で第七十回の節目を迎えた。持ち時間十分、使い切れば一手三十秒未満で指す早指しの公式棋戦。対局は毎週日曜の朝に全国放送されている。今でこそインターネットの生中継が定番になったが、手に汗握る対局の醍醐味(だいごみ)をお茶の間に届け続けた先駆けといえる。...
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