ネット受け付け 拝殿人数を制限 初詣 石川県内社寺コロナ対策

2020年12月3日 05時00分 (12月3日 10時08分更新)
初詣で手を合わせる人たち。新年に向けて神社や仏閣が新型コロナウイルスの感染防止対策に知恵を絞る=1月1日、金沢市の尾山神社で

初詣で手を合わせる人たち。新年に向けて神社や仏閣が新型コロナウイルスの感染防止対策に知恵を絞る=1月1日、金沢市の尾山神社で

  • 初詣で手を合わせる人たち。新年に向けて神社や仏閣が新型コロナウイルスの感染防止対策に知恵を絞る=1月1日、金沢市の尾山神社で

三が日の密回避 知恵絞る

 全国で新型コロナウイルスの感染が広がる中、初詣に例年多くの人でにぎわう神社仏閣は、感染防止対策を迫られている。社殿ではなく屋外でおはらいをしたり、オンラインで祈願を受け付けたりと、石川県内の社寺はさまざまな対策を打ち出している。(小佐野慧太)
 三が日に例年約二十万人が訪れる気多(けた)大社(羽咋市)は、十二月一日〜二月二日の祈とうを完全予約制にした。社殿背後の聖域「入らずの森」(国天然記念物)を開放し、森の中でおはらいを受けてもらう。三井孝秀宮司は「森に参拝してもらえば、密な状況はなくなる」と狙いを話す。全ての参拝者を対象に屋外で祈とうを行うのは、全国でも珍しいという。
 三が日に約十万人が訪れる安宅(あたか)住吉神社(小松市)はオンラインでも祈願を受け付けている。北村嘉章(よしあき)宮司は「混雑が心配な人は、三が日にオンラインでの祈願を利用してほしい」と呼び掛ける。神社のホームページで「家内安全」「商売繁盛」などの願い事を送れば、神職が祈とうをし、お札などの「お下がり」を自宅に郵送する。
 尾山(おやま)神社(金沢市)は三が日に恒例となっている伝統芸能「加賀万歳」や居合の奉納の中止を決めた。破魔矢などの頒布を元日からではなく十二月二十五日からに前倒しし、参拝者の分散を図る。お清めのための水場「手水舎(ちょうずしゃ)」を改修し、ひしゃくを使わずに流水で手や口を清められる仕組みにする。
 那谷寺(なたでら)(小松市)は例年通り一月一、二日限定で拝観料をとらずに参拝客を受け入れる。金堂と本殿にお参りする人を一度に数十人までに制限し、「三密」を避ける。白山比咩(しらやまひめ)神社(白山市)は、三日に記者会見し、新型コロナ対策を発表する。
 神社への参拝を巡っては、埼玉県神社庁が中心となって感染防止ガイドラインを作成。神社側に手水舎にはひしゃくや手ぬぐいを置かず、参拝者に「マイ柄杓(ひしゃく)」の持参などを促すよう助言。露店を出す場合は参拝者にその場で飲食せず、持ち帰りを求めることなどを提案している。「変わらない祈りのために」と銘打ってキャンペーン展開しており、石川県神社庁も賛同者に名を連ねている。

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