福井城復元への歩み本に  元県議の山本さん奮闘記を出版  

2020年12月3日 05時00分 (12月3日 09時56分更新)
福井城復元を目指した奮闘記を出版した山本さん=福井市の福井城跡の御廊下橋前で

福井城復元を目指した奮闘記を出版した山本さん=福井市の福井城跡の御廊下橋前で

  • 福井城復元を目指した奮闘記を出版した山本さん=福井市の福井城跡の御廊下橋前で

 議論盛り上げられたら

 昨年四月まで五期二十年間、県議を務めた山本正雄さん(79)=福井市=が、福井城復元を目指した活動記録として書籍「福井城を復元しよう−福井県議会奮闘記」を自費出版した。 (尾嶋隆宏)
 山本さんは、市民団体「福井城の復元をすすめる会」顧問で、会には二〇〇二年の発足時から参加する。県議会でも計四十一回、福井城復元に関する質問をした。県や福井市は、城跡に立っている県庁舎の移転も含めて福井城跡の利活用を考え始めており、福井城跡を県民がランドマークと感じる場にする「議論を盛り上げられたら」と出版を決めた。
 本は三部構成。「前編」では、明治以降の福井県庁舎の歴史を検証した。お堀の中には一九二三(大正十二)年完成の三代目庁舎から移転。現在の四代目庁舎は八一(昭和五十六)年に建て替えられたが、山本さんは社会科教員をしながら「県庁が福井城跡に建っていることの違和感」を常に感じていたとした。
 「本編」では県議会で栗田幸雄、西川一誠両知事らに行った質問と答弁を記した。「後編」では「復元をすすめる会」の歩みをまとめ、会としてまず坤櫓(ひつじさるやぐら)と土塀の復元を目指していることを紹介。自分の夢は「県庁舎移転後の天守閣の復元」と締めくくった。
 全二百五十一ページ。千部発行し、うち四百部を勝木書店で販売。福井市の全小中学校、公民館、図書館などに寄贈する。定価は税別千五百円。

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