知事、飲食・カラオケ店に時短要請を示唆 静岡市対象か

2020年12月3日 05時00分 (12月3日 05時03分更新)
 静岡県内で新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、川勝平太知事は二日の定例会見で、今後、感染状況がより悪化した場合、酒類を提供する飲食店やカラオケ店の時短要請などに踏み切る可能性を示唆した。新型コロナ患者用の病床は逼迫(ひっぱく)しており、カラオケのある飲食店などでクラスター(感染者集団)が多発している静岡市などを対象に想定しているとみられる。
 川勝知事は「地域や業種にしぼった措置をあらかじめ考えておくべき時期との認識だ」と指摘。要請などに踏み切る基準は「地域の感染状況や医療体制の逼迫状況を総合的に判断する」と述べるにとどめた。
 対象地域は「浜松市は検討していない」と明言し「浜松市を超えて感染者が増えている市町に厳しい目を向けている」。
 静岡市は一日に感染者の累計が五百二十四人となり、浜松市の五百十一人を抜いた。「(対策が)できていないかのように見えるのは、非常に心配している」と静岡市の対応に苦言を呈した。
 県は国の緊急事態宣言が出された四、五月の一時期に県内全域のキャバレーやナイトクラブ、マージャン店、パチンコ店などを対象に休業要請したが、時短要請は過去に例がない。
 県は十一月二十七日に県内の流行状況を七段階で上から二番目の「まん延期中期」に引き上げたが、営業時間短縮などは見送っている。 (高橋貴仁)

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